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撮影地：帝国ホテル（3階多目的トイレ） TOTOのネオレストEX1、CES990B（陶器部CS990B・機能部TCF990）です。 現在までのロングセラーとなっているネオレストシリーズですが、その初代にあたるのがこのCES990系列・CES991系列です。恐らく初代ネオレストの動画はYouTubeではこれが初めてだと思いますｗ この初代ネオレストは1993年に登場しました。タンクレス仕様となり、トイレ空間を広くすることに成功。さらに、当時としては画期的なシーケンシャルバルブ洗浄方式を採用しました。そのため洗浄水量は大8L・小6Lとなり、節水を実現。2002年まで製造され、現在のネオレストシリーズの基礎を築きました。 撮影した初代ネオレストは帝国ホテルの3階に設置されています。外国の方の利用も考慮しているため、リモコンが英字入りのものになっています（この動画ではわかりにくいですが）。ネオレストのロゴも現在とは異なります。 前半は遠くから、後半は近くから洗浄の様子を撮影しました。フチなし・トルネード洗浄はまだ開発されていなかったのでこの初代ネオレストではありませんが、シーケンシャルバルブ洗浄方式独特の流れは当時から変わっていません。シーケンシャルバルブ洗浄方式は、便器ボール内洗浄→ゼット水流による汚物追い出し→元の水位に戻す、という3段階の洗浄となっており、コンピューター制御により便器内の流水量をコントロールしています。この方式はその後のネオレスト（A・D・Xまで）でも採用されているほか、自動洗浄大便器（CFS800系列・CFS802系列）でも採用されました。また、現在のネオレストで採用されている「ハイブリッドエコロジーシステム」にもこの3段階洗浄は受け継がれています。 この初代ネオレストは帝国ホテルの他、都営浅草線泉岳寺駅近くのザ・イトヤマタワーなどにも設置されていますが、パブリックトイレで使用されていることはあまりないのではないかと思います。