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1989年のシカゴ・オートショーで登場した「MX-5 Miata」は日本発のライトウェイト・オープン2シーターとして世界に衝撃を与えた。そして日本で「ユーノス・ロードスター」として発売されると瞬く間に人気モデルとなった。その随所にはジャパン・オリエンテッド・デザインが取り入れられ、後にリアコンビランプがニューヨーク近代美術館に永久収蔵されるなどスタイリングの評価は高い。 初代NA6CE型のエンジンはファミリアの1.6ℓ直4の改良型ではあるが、サスペンションにはマツダ初となる前後ダブルウィッシュボーン式が奢られるなど、当時のマツダの意気込みが感じられた。当初の開発主査は平井氏であったが退職により貴島氏が引き継ぎ、その後も代々NC型まで主査を務めることになる。 1993年のマイナーチェンジではエンジンが1.8ℓへと強化されNA8C型となるが、それに伴う重量増などでやや軽快感は薄らいだとの声も多い。未だに初期の1.6ℓモデルが市場で人気なのはそのためでもある。 #NAロードスター Repoted by #竹岡圭